投資信託をこれから買ってみよう。最近の投資信託人気を受けて、そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。

でも、買う前にちょっと待って。まず、投資信託に関する手数料を理解してからでも遅くはありません。

投資信託には、大きく分けると、3つの手数料がかかってきます。

購入時にかかる販売(申込)手数料、保有時にかかる、信託報酬(最近は、管理手数料、と呼ばれる場合もあるようです)、そして、売却時にかかる、信託財産留保額。

それぞれが、何を意味していて、相場はどのくらいか、を理解しておくと、投資信託選びの目利きがグッと上がると思います。

え?

分かりにくい?

では、手数料を直感的に理解するために、利用されている方も多い「スポーツクラブ」の会費にたとえてみましょう。

[1]

入会時に(一度だけ)払うもの、会員になっている間はずっと払い続けるもの、退会時に払うもの、と言うかたちで整理すると、分かりやすいのではないでしょうか。

なぜここまで詳しく説明したいのか…には、理由があります。

実は、投資信託は、同じ商品が異なる証券会社で売られているケースがあり、その際に証券会社によって手数料が異なる場合があるのです。

考えてみれば、普通の商品も、お店によって値段が違うのは良くある話なので、当たり前と言えば当たり前なのですが…。

なので、「スポーツクラブ」の例えを使って全体像を理解したうえで、出来るだけ手数料の安い証券会社から投資信託を購入する、というのは、コストを下げるという観点で賢い買い方ではないでしょうか。

[1] http://www.money-college.org/blog/contents/souken/wp-content/uploads/2007/03/toushin_tesuuryou.jpg