日経平均株価。
テレビのニュースや、新聞でも良く目にする言葉です。
なんとなく、「日本全体で株価が上がっているか、下がっているかを示しているんだろうなー」、と理解していても、具体的にどのように計算されているかご存じでしたか?
【日経平均株価の推移 (1991年〜2006年】
[1]
実は、日経平均株価は、日本を代表する225社の株価の平均値なんです。
その225社の中で株価が上がる会社が多ければ日経平均株価も上がる。株価が下がる会社が多ければ日経平均株価も下がることになります。
「225社以外の会社の株価は関係ないの?」
そうなんですよね。こと日経平均株価の計算に関しては、225社以外は関係ないのです。
でも、225社は、「日本を代表する」と言われているくらいですから、聞いたことがある名前ばかりです。
代表的なものを挙げても、
明治製菓
日本ハム
アサヒビール
味の素
などなど(なぜか、食べ物関係の会社が並んでしまいました…)。このような会社が225社もあれば、日本全体の株価を計るのに違和感ないのでは?
ちなみに、225社って、ビミョーに中途半端な数字ですが、これはなぜでしょうか?
実は、そもそも、日経平均株価が計算されはじめた1949年に、東京証券取引所で取り引きされている会社は227社だったので、その平均を使っていたのが、さすがに227社じゃ中途半端すぎる」ということで、225という「キリのいい数字」になったそうな。
※分かりやすい説明で直感的な理解を得るために、一部説明を割愛しているところがあるのでご了承ください。たとえば、日経平均株価の計算は、単純な平均値をとるのではなく、アメリカのダウ・ジョーンズ社が開発した計算方法により、微調整された平均値になります。