株の投資をはじめていない方に話を聞くと、その理由として、「株は値下がりするから」という答えが返ってくる場合が多いものです。
たしかに。
銀行預金に慣れて、「預けた金額から減ることはない」ことに慣れた人にとっては、自分のせいでもないのに、買った株の値段が下がってしまうのは、納得いかないところでしょう。
でも、一方で、株は値上がりすることもあるわけですから、トータルで見たら、そんなに悪くはないのでは?とも思うのですが…納得してもらえない場合が多いものです。
なぜでしょう?
おそらくは、単に値下がりするのがいやなのではなく、株は値下がりの幅が大きいことが不安要因なのでしょう。
実際、他の運用手段と比べると、株の値段の振れ幅が大きいものです。
標準偏差(懐かしい!)で比べると、一説には、株は20%近くにもなるのに対し、株以外の代表的な運用手段である「債券」は、5%程度とも言われています(ちなみに、定期預金は1%未満)。
ただ、一方で、1年間で何パーセントの利益が見込まれるかを考えると、上記の3つの中ではやはり株が一番高いので、一概に怖がるだけではなく、その特製を知って上手く活用したいものです。