「アメリカ人って、ガンガン投資をやっているんでしょ?」
というイメージを良い意味で覆してくれるのが、こちら。
ビアーズタウンレディース投資クラブ著、ビアーズタウンのおばあちゃんたちの株式投資大作戦 [1]
評価は
★★★☆☆ (立ち読みする価値あり)
(評価の基準はこちら) [2]
いや、もちろん投資はガンガンやっているんですよ。実際のところ、この本の著者である「ビアーズタウンレディース投資クラブ」の運用成績は、1983年から1992年の(?)10年間で年率23.4%!
わぉ!
(と本には書いてありますが、若干計算のミスがあるらしい、と言うウワサも)。
ただ、イメージを覆してくれるのは、彼女たちは真っ当な銘柄選びをしているところ。
徹底的にファンダメンタル分析にこだわって、定期定額で買うという手法は、ある意味投資家のカガミ。
それもそのはず、彼女たちの実践した手法は、全米投資家協会(NAIC)が50年以上に渡って練り上げたものなのです。
おそらくは、書き手が複数だったせいだと思うけど、書いてある内容に重複間があったり、どうでも良いことも書いてあったりするけれど、銘柄の選び方など参考になる点はあると思うので、個別株に興味がある方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
下記、ポイントを。
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第11章 アニュアルレポートを丹念に読む
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●貸借対照表の分析
−運転資本=流動資産−流動負債
−流動比率=流動資産÷流動負債
製造業では200%が適当
−厳格なテスト=(流動資産−棚卸資産)÷流動負債
●損益計算書の見方
−棚卸資産回転率=売上高÷棚卸資産
−有形固定資産回転率=売上高÷有形固定資産
−利益率
●株主資本利益率(ROE)
●従業員一人当たり売上高
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第13章 銘柄選びにはこんな方法があります
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●儲かる株を選ぶための10の基本的な材料 (主にバリューラインの情報をチェック)
−業界内ランキング
−タイムリー性
−安全性
−負債
−ベータ値
−売上と利益
−株価
−PER
−アップサイド・ダウン・レシオ
−経営陣
[2] http://www.money-college.org/blog/contents/souken/naoodh/hyouka