●本文
 In this series, we will look at stakeholder motivations and how the
 various perspectives interact, are interdependent and can conflict.

●チェックポイント!
 ・stakeholder ステークホルダー、利害関係者
 ・motivation 動機
 ・various いくつかの
 ・perspective 立場
 ・interact 相互作用
 ・interdependent 協働
 ・conflict 競合

●対訳
 このシリーズでは、ステークホルダーの動機と、さまざまな
 立場がどのような相互作用で、ときには協働しときには競合
 するのか見ていく。

●英語「で」学ぶポイント
 さあ、今日からは「ステークホルダー」シリーズです。

 何となく聞いたことのあるこの言葉、日本語に訳せば「利害
 関係者」。単語を分解してみるとそのイメージがよく分かり
 ますね。

 ”stake” + “holder”ですから、”stake”を持っている人。

 ”stake”は「賞金」なんて訳されることもあるのですが、
 「杭(くい)」を指すこともあるので、こんなイメージを持ち
 ましょう。

 場所はアメリカの西部。未開の大地が広がる中、自分の土地を
 示すために杭を打っていきます。杭と杭をロープで結べば、
 その中の土地は自分のものになる…

 つまりは自分の「縄張り」を主張することに他ならず、ここに
 ”stakeholder”の本質があります。

 だって、誰かが大きな縄張りを占めれば、他の人の取り分は
 小さくなるわけで、いわばステークホルダー同士は競争相手。

 でも、一方で、自分の土地を耕して畑にするならば、チマチマ
 した土地よりは広大な農地で作業を機械化した方がよっぽど
 効率的。つまりは、ステークホルダー同士が協働して大きな
 畑を作った方が得になることもあるのです。

 この、競合-協働関係のバランスをとることこそが、ステーク
 ホルダーという言葉の本質に他なりません。