前回は、「投資信託≒合コン」というお話しをしました。

今回は、この例え話を引き続き使い、投資信託のメリットについて説明したいと思います。

まずは、合コンから。

みなさんにとって、合コンすることのメリットは何でしょう?

  「楽しい」、「普段は会えない人と話せる」、「相対的に費用が安い」

等々、いろいろあるかと思いますが、とくにデートとの比較で考えた場合、

  「いろんな人と会える」

ことが、合コンの最大のメリットではないかと思います。

ちょっと想像してみましょう。

あこがれのあの人とデートにこぎ着けたものの、いざ始まってみると、話がかみ合わなくて、沈黙の時間が流れていく…

かなり苦痛です。正直、時間もお金も無駄と感じてしまいます(相手には悪いですけどね)。

ところが、合コンの場合。

さすがに複数の相手がいれば、中には自分と気があって、話があう相手もいるものです。沈黙が苦痛、というリスクは、デートに比べてかなり下がる、と考えて良いでしょう。

投資信託も似たようなメリットがあります。

個別の株を持っていると、値段の上がり下がりが激しいので、下がったときにはイヤーな気持ちになります。額が大きいときには、胃が痛くなってきたりして。

ところが、複数の株を同時に持つことによって、値段の上がり下がりがマイルドになる効果が見込まれます。つまり、上がる株もあれば下がる株もあり、全体では値段の上げ下げをうち消しあって、変動の幅が少なくなるわけです。

結果として、投資信託は、値段の変動というリスクを抑えて、一方で株の値上がりを狙っていける、というメリットがあるわけです。

※分かりやすい説明で直感的な理解を得るために、一部説明を割愛しているところがあるのでご了承ください。