先日の記事
http://www.money-college.org/blog/campus/?p=250
に引き続き、今度は高齢者のマネー教育の話です。

日経新聞の記事にありましたが、アメリカ合衆国では、地域に密着した高齢者向けの投資教育を拡充する動きが広がっています。

そのひとつが、米インディアナ州エバンズビルで行われている高齢者向けの投資教室。
非営利組織YMCAの教室で、その投資教室の講師を務めるのは同州証券部のメラニー・ウッズさん(女性)。
お年寄り相手だから、柔らかな物腰で親しみやすいのがよいのでしょう。

またその隣のイリノイ州では、交通ルールの小冊子に、投資詐欺の無料相談窓口の連絡先を付けて配布しています。

高齢で、生活に不安があったり、一人暮らしで寂しかったりする高齢者を狙った詐欺が増えています。日本の振り込み詐欺なども同じですね。景気の悪化とともに、社会の弱者(=高齢者)を狙った犯罪や金銭のトラブルを助長しているのです。

会社に一生を捧ぐつもりで働きあげてきた団塊の世代も、今となっては、国も会社もあてにならないので、自分のお金は自分で守らなければならないのです。

人生80年の時代。仕事や親という役割が終わっても、まだまだ後半は長いもの。
正しい知識を持って自分の財産を守れるように、学ぶのは今からでも遅くはありません。
「退職金の上手な運用方法」なんて講座も、きっとニーズがあるはず。
どうですかね、社長?