マネー・カレッジ代表の木田知廣が、経済紙「フジサンケイビジネスアイ」に登場しました。

「仕事人」と言うコーナーで、紙面の約半分にわたってインタビュー記事が掲載されています。

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「正しく安定した投資法を指南」

昨年までのゼロ金利など異常な金利政策を背景に、

国が率先して個人資産運用を「貯蓄から投資へ」とPRしてから久しい。

しかし、一般の人向けに投資や金融のセミナーを開く立場からみると、「消費者で投資を始めている人は、まだ少ない」と依然、資産運用の中心は預貯金だと感じる。
そこには、「投資に対して不安な消費者の心理がある」と、ヤフーの調査結果を見せながら語る。

投資に踏み切れない最大の理由は、「お金がないから」、次は「損をしそうで怖いから」。

以下、「株式投資の始め方がわからない」「どの銘柄に投資してよいか分からない」と続く。

「お金がない」からと思いこんでいる人は、毎月一万円から貯蓄をするように投資できる仕組みがあることを知らない。損をしそうと考えている人は、投資はハイリスクハイリターンとの思いこみがある。どの銘柄が・・・という人は、株式投資は個別銘柄だけと決めつけている。

どれも「投資について正しい知識を知らないことが原因」と言い切る。

では、投資の初心者は、どこで勉強すればいいのか?

証券会社はセミナーを頻繁に開くが、その裏には売りたいものがあるという本音が見え隠れして初心者は二の足を踏む。誰も初心者には親切に教えてくれないのであれば、教えるべきだという考えが強い動機となって起業に踏み切った。

セミナーで強く推奨するのは「ミドルリスクミドルリターン」型の投資。
数銘柄を組み合わせた、個別銘柄への投資はリスクが高く「ばくち」とみる。

「ミドルリスク」にするには、最低20銘柄以上を組み合わせた投資信託に資金を分散して投資すること。「ミドルリターン」は20年、30年と長期的にみた場合「年10%くらいの利回りになる」こととセミナーでは説明している。

自分自身も投資を行ってきた。2003年4月に日経平均株価が7000円台をつけた、バブル崩壊後の最安値の時期も安定した投資を続け、
「(株価が上がった)いまではそれなりの利益を得ている」という。

投資は資産が増えていく喜びに加えて、経済的な見方で世の中のことがよく分かってくる。投資を自分で決定し、人生をコントロールできるとメリットをあげる。

自身は「人事系」のビジネスマン人生を歩み、起業前には社会人向けのビジネススクール講師を務めた。セミナーにはそのとき取得したストーリー仕立ての「ケースメソッド」という方法や、問いかけと討論を繰り返す手法が役立っている。

正しく安定した投資法を広めるため、日本中どこでも相談を受けられるように、ネットワークを広めていくことを目指している。

[1] http://www.money-college.org/blog/contents/pressroom/wp-content/uploads/2007/04/businessi_color_422_596.jpg