決算書ソムリエ検定

「決算書の見方」なんて聞くと、苦手意識を持つ人も多いかもしれませんが、それは「決算書を作る知識」が必要だと思ってしまうから。

でも、実際のところは、それは決算書を作る専門家(税理士)にお任せでいいんです。ワインと同じようにシロウトがまず必要なのは「味わう知識」。細かいところは分からなくてもいいから全体像を知ることであったり、「とくに大事なポイントは何か」を押さえることであったりします。

こんな、シロウトが決算書を味わうための知識を、私たちは「決算書ソムリエ」という言葉に託しています。

多くの人が大好きなワイン。もちろんただ飲むのでもいいのですが、「このワインはこんな料理に合う」、「冷蔵庫で冷やしたほうがおいしく飲める」なんて、ちょっとだけでも知識が増えると、楽しさが倍増するものです。ただ、そうは言っても必要な知識は、ワインの製造に関するものではないですよね？どんな機械を使ってぶどうを絞って、どんな風に発酵させて…という「作る知識」は専門家の領域で、シロウトがワインを楽しむには「味わう知識」があれば十分です。

実はこれ、決算書にもあてはまります。

「決算書の見方」なんて聞くと、苦手意識を持つ人も多いかもしれませんが、それは「決算書を作る知識」が必要だと思ってしまうから。でも、実際のところは、それは決算書を作る専門家(税理士)にお任せでいいんです。ワインと同じようにシロウトがまず必要なのは「味わう知識」。細かいところは分からなくてもいいから全体像を知ることであったり、「とくに大事なポイントは何か」を押さえることであったりします。

こんな、シロウトが決算書を味わうための知識を、私たちは「決算書ソムリエ」という言葉に託しています。もちろん語源は、ワインのエキスパート、「ソムリエ」から。そして、ワインの世界もそうなのですが、最初は自分が楽しむための知識だったのが、レベルが上がってくると人に上手に説明できるようになります。決算書ソムリエも、まずは自分が決算書を読めるようになったら、やがては上手に人に説明できるところまでいくと、ビジネスパーソンとしての力になります。

ぜひ決算書ソムリエの世界で、学びを深めてください。

※決算書ソムリエは、初心者を対象に会計の直感的な理解を深めることを目的としています。このために、複雑な内容を単純化したり、厳密な正しさを犠牲にすることで理解しやすさを増す説明をしています。法律に則った厳正な会計知識を得たい方は、簿記や税理士などの勉強をすることをお薦めします。