「投資を始める前に、気になることは何ですか?」

という質問をすると、多くの方が、

「買ったときの値段より下がってしまう(元本割れする)リスク」

とおっしゃいます。

事実、私たちの行ったアンケート調査でも、実に90%以上の方が、値下がりするのが怖くて投資を始めていない、と答えています。

  本当でしょうか?

もちろん、株などの、元本が保証されていない金融商品である限り、値段の変動があることは否定できません。

ただ、ニュースなどで目にするような、「○○の株で、100万円損しました」、「外貨預金を始めたけど、円高になっちゃったんで20%もマイナスになりました」、というのは一般にあり得ることなのでしょうか?

実は、値下がりのリスクを抑える投資の手法があるのです。この手法を使うと、たとえば株に投資しながらも、値下がりのリスクを抑えて、預貯金を上回るリターンを狙うことができるのです。

つまり、「株に投資」と聞くと、「ハイリスク・ハイリターン」と思われがちですが、その逆を行く、「ミドルリスク・ミドルリターン」の手法です。それは…

  分散投資

なのです。

分散投資とは、たとえば、1つの会社の株(個別の銘柄)だけを買うのではなく、複数の会社の株を買って同時保有することです。

具体例で考えてみましょう。たとえば、トヨタ自動車の株と日産自動車の株の両方を買ったとします。世界の自動車市場でしのぎを削っているライバル会社のこの2社、どちらが勝つでしょうか?先のことは分かりません。トヨタが勝つにせよ、日産が勝つにせよ、どちらか1社の株しか持っていなかったら、「大勝ち」するか、「大負け」するか、ブレ幅が大きくなってしまいます。つまり、リスクが大きいのです。

ところが、です。もしも、トヨタと日産両方の会社の株を持っていたとしたら? どちらが勝っても、そこそこのリターンがねらえますし、(万が一負けた方が倒産でもしない限りは)値下がりもそこそこです。

このように、個別の銘柄を買うのではなく、複数の銘柄を同時に保有することを、分散投資、と言います。

ただ、上記のトヨタと日産の例は、分かりやすく説明するためにとてもシンプルにしてあるので、実際のところは、株式投資であれば、最低20社程度の株を同時に持たないと、分散投信の効果が出ないと言われています。