「そもそも、語彙力がないんだよなー」
というのは、TOEIC、TOEFLをはじめとした英語のテスト受験者に共通した悩みでしょう。
ここでたいていの人は、「TOIECで出題される英単語」なんて本を買ってきていそいそ勉強し出すのですが…途中で飽きちゃってポイ!
それはそのはずで、何も意味のない単語の羅列を覚えるのは、苦痛以外の何者でもありません。
そんな方にオススメしたいのがこちら。
Mary W. Cornog著、 Merriam-Webster’s Vocabulary Builder
評価は
★★★★★ (何度でも読む価値あり)(評価の基準はこちら)
あ、洋書だからってビビらないで。絶対面白いから。だって、「語源」から英単語を覚えていくのです。この本。
たとえば、”peace”=平和、は良く知ってますよね?じゃあ、peaceの語源は?
これは、”pac”というラテン語らしいのです。ということは、”pac”がついた単語は平和に関係するハズ…というのが語源を使った覚え方。
”PACific” = 平和な
”PACify” = 戦乱を鎮める
”PACt” = (戦乱を鎮めるための)条約
などなど。あるいは、政治の世界では、「パックス・アメリカーナ(pax Americana)」とか聞いたことありませんか?
これは、「アメリカが主導する平和体制」。英語は”pax”と”x”になっていますが、”pac”がなまったものと理解できます。
こんな風に、一つの語源から派生的に単語を覚えていくって…そう、鋭い人はピンときたかもしれませんが、最近ハヤリの「マインドマップ」なんかと同じように、脳の構造とピッタリマッチした学習方法なんです。
これまでの勉強方法ではスコアアップができなかった人、ぜひトライしてみてください。