こんにちは。シンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。
マネー・カレッジで身につけた会計知識、一人でも多くの人に伝える手伝いをしてみませんか?
「グループワークの時に、サポートしたい」
「教えてもらうのも良いけれど、教えることでもっと理解できるのでは?」
「ゆくゆくは、講師となって教えてみたい」
そんな想いに応えるのが、ティーチング・アシスタント制度です。
とはいえ、制度はまだβ(ベータ)版。完成しているものではなく、これから作り上げていくものです。現時点では、そんな試行錯誤のプロセスも一緒に体験してくれる仲間を募集しています。下記の制度概要を読んだ上で、ピンときたかたはぜひご応募下さい(制度は今後変更があることをご理解下さい)。
役割と対象講座
- マネー・カレッジの会計入門セミナー(2時間)、もしくは財務3表理解のワークショップに登場いただきます。
- セミナー参加者がグループワークで戸惑っていたら、手助けするのが、主な役割です
- ただし、その際に「正解」を言っても参加者の学びにはつながりません。「正解」を伝えるのではなく、「正解につながる考え方」を伝えるのが役目です
受 講 す る 科 目 |
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T A を す る 講 座 |
メリット
- セミナーを何回も聴講することで、会計に対する理解が高まります。
- 人に教えることで、さらに自分の頭の中が整理されます
- マネー・カレッジのセミナーで使われている「人に何かを教える技術」が学べます
登録方法
- 今回の募集は、マネー・カレッジの会計講座(「会計・財務・経済を徹底マスター」もしくは「財務3表理解のワークショップ」を受講している方に限定させていただきます
あわせて、教えるスキル修得のために、下記をお願いします。
- ビジコミ・カレッジのコミュニケーション講座(プレゼンテーション講座、もしくはロジカル/コミュニケーション講座)の受講をお勧めします
- メールマガジン「1日15秒ファシリテーション講座」は必ず講読下さい(無料)
- シンメトリー・ジャパン代表木田 知廣著「ほんとうに使える論理思考の技術」も必読とします
上記にあう方は、お問い合せページよりお名前とメールアドレスをご連絡下さい。折り返し、事務局より具体的な活動方針などを送らせていただきます。
報酬
ティーチング・アシスタントとして登場いただいた場合、交通費+アルファの薄謝をさしあげます。
コミュニケーションスタイルの説明
- 一方通行のレクチャーではなく、参加型のセッション
- 専門用語を極力はぶいて、分かりやすいたとえ話で直感的な理解を得る
- ワークシートやゲーム形式で自分で考えるので、頭の中に定着する
などなど…
このようなコミュニケーションスタイル、専門的には「ファシリテーション」と呼ばれるものですが、実はセミナーの講師だけではなく、日常のビジネスでも使えます。
つまりは、ティーチング・アシスタントとして活躍しながら、会計の知識も深められ、コミュニケーションスキルもアップできるという一石二鳥三鳥が、この制度の特徴です。
この制度に託した想い
ティーチング・アシスタント(TA)制度、上記で説明してきたとおり、これまでマネー・カレッジやビジコミ・カレッジで学んだ人のフォローアップという側面もあります。
ただ、実はそれ以外にも、このTA制度を通して私たちにはやりたいことがあって、それはそもそもの会社設立までさかのぼります。
2006年に私が創業した時、一番やりたかったことは、「教育によって情報格差をなくしていくこと」でした。経済学の用語では、「情報の非対称性」なんて言ったりしますが、「情報を持っている人」と「情報を持っていない人」の格差が大きいと、そこに社会的な不公正や非効率が生まれます。
典型的には、マネーの世界。
投資のための商品を作る金融機関と個人投資家の間の知識ギャップは相当なものです。結果として、正しい投資の判断ができない、だから投資に対して過度に臆病になっている、はたまた、投資商品を買ってはみたけれど「騙された」と感じる、など、さまざまな問題が起こっています。
これを解消するのが、私たちの組織の使命<ミッション>であり、実際、会社の設立趣意書にもこう書いています。
シンメトリー・ジャパンは、情報の非対称性を解消し、社会を公正・効率化することに貢献するために、あらゆる教育手法を変革していく先頭に立ちます
(ちなみに、だからこそ社名も「シンメトリー」=「左右対称」だし、ロゴも対称な図形なのです)
ただ、マネー・カレッジの活動を通して分かったのは、私たちだけがいくら正しい知識を広めようとしても限界がある、と言うことです。
もちろん、外部講師のお力もお借りして、マネーの大事なコンセプトを伝えてはいるのですが、それはあたかも、広大な砂漠にわずかな人数で水をまくようなもので、ときどきとてつもない徒労感に襲われることがあるのです。
これを何とかしたい、との想いが、ティーチング・アシスタント制度の背後にある思想です。
ティーチング・アシスタントとして、会計セミナーを何度も聞きながら、より理解を深めてもらう。そして、ゆくゆくは、自分が「教える側」にたってもらい、正しい知識の担い手になってもらう…
たとえば、そんな人が100人生まれ、日本全国津々浦々でミニセミナーを開いたとしたら、どんなに乾いた砂漠でも、植物の芽をはやすことができるのではないでしょうか。
「と言っても、教えるのって、大変そう」
なんて思うかもしれませんが、私たちもゆくゆくは万全のサポートを考えています。それは、私たちがこれまで使ってきて、3,000人以上のビジネスパーソンから「いいね!」と言われたパワーポイントのスライドを会員限定で公開することであり、教える側一人ひとりの「伝える力」をコミュニケーションセミナーを通してパワーアップすることです。
もちろん、一朝一夕に実現できるようなものではありません。実際にTA制度を始めたけれど、困難に直面することもあるでしょう。しかし、これまでセミナーでお会いした方の顔を思い浮かべる時、そして、一人ひとりの学ぶ意欲とコミュニケーションのセンスを思う時、「この人達と一緒になら、できるのではないか」と確信するのです。
この考えにご賛同いただける方からのご連絡をお待ちしています。
シンメトリー・ジャパン代表